1947青
(投稿者:Cet)
「私達前衛部隊は援護に徹せよと」
「どういうことだシュワルベ」
ナーベルとルーラはそれぞれ無表情に問いただした。
「どうもこうも、そのままの意味です。突出されては、後衛の部隊は敵の攻撃に晒されます。その時、後衛の部隊は敵の攻撃に耐えきれないでしょう」
シュワルベの言葉に、二人のメードは渋い顔をする。
「そう言うのなら、仕方ないな。私も一言居士ではない」
「貴女に従いましょう」
ありがとうございます、とシュワルベは二人に頭を下げた。
「さーて、意見はまとまったみたいっすね?」
そんな三人に声をかけるのが、負傷したメードを一人抱えたミテアである。
ミテアに抱えられたジェフティは気を失っていたものの、ミテアの回復スキルによって治療が続けられていた。
「ああ、言ったからには一意専心のつもりだ」
「右に同じ」
見るからに戦士、という二人のメードはそう言ってシュワルベの方を見遣った。
「頼みましたよ、ミス・シュワルベ」
「君は実に謹厳実直だ、それは弁えているつもりだよ。存分に使ってくれ」
「了解です」
シュワルベはぴっと手を額にやり、敬礼する。
戦闘経験において、明らかにシュワルベは二人のメードに及ばないものがある。いわば先輩後輩の関係なのだ。
「フォーメーションについて説明します」
そこには合わせて七人のメードがいた。それぞれが翼を広げ滞空している。
前衛はトリア、サフィー。滞陣しつつ攻撃に集中して下さい。
「りょ、了解です」
「了解……」
二人ともどことなく緊張した表情をしているので、逆にシュワルベの顔からふっと力が抜けた。
「あ、シュワルベ笑ったでしょっ」
「笑ってません」
次の瞬間にはポーカーフェイスに戻っている、ぐぬぬ、とサフィーが歯がみをしてみせた。
ナーベルとルーラは前衛から付かず離れず、前衛の部隊に向かってくる敵を攻撃して下さい。また、前衛の部隊に敵が向かっていかないよう誘導して下さい。
「了解しました」
「了解だ」
二人は同じように応える。二人の仕草や声には全く気負ったところがなく、むしろ余裕すら漂っている。
「何、所詮虫...
»続きを見る
- URL:
- http://www8.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1281.html
- 関連単語:
-
»
M.A.I.D.@wiki - 1947青
M.A.I.D.@wiki - 1947青 へのリンク元URL
- M.A.I.D.@wiki - 1947青へのリンク元はまだありません。