「蒼弓ノート」 別館
雑記帳 2004年11月21日 波形 != 音質
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webを見ていると、たまにスペクトラムアナライザーを使用したコーデックやフォーマットの評価を見かけます。しかし残念ながら、これは非可逆圧縮オーディオコーデックの評価としては、全く意味がありません。これは可逆でないフォーマット全てに共通する事柄です。
非可逆圧縮の最大の目標はデータ量あたりの主観の質を高めることです。波形の形を整えることではありません。人の耳はフラットではないので、歪みが大きくても知覚しにくい場合があったり、その反面非常に微妙な差を聞き分けられることもあります。近代の非可逆音声圧縮エンコーダはそういった知覚特性を利用して主観の質を高めている訳ですが、それには人の聴覚・心理特性をベースに符号化の精度を部分部分で変えなければなりません。
実際に、波形レベルで明らかに問題が生じていても、知覚上明らかな問題として認識できない場合があったりしますし、逆に20m/secくらいに拡大した視覚的には同じような波形であっても、聴覚的にははっきりとまずく聞こえることもあります。このことは波形の観察が音質の評価の決定打にはなりえないことの証明でしょう。
スペクトラムアナライザーでの分析に関しても、単純に高域が出た・出な...
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