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特別授業 吏族編(かくたさんの場合)
特別授業 吏族編(かくたさんの場合)
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特別授業 吏族編(かくたさんの場合)
ここは、ヨンタ藩国分校。
今日はここで吏族による特別授業が行われる。
「はい、みなさん、今日は吏族のかくたさんに来ていただきました。吏族のお仕事について教えていただきます。
それではかくたさん、お入りください。」
担任の言葉の後、ガラガラと音を立て開いた戸の向こうから現れたのは、スーツ姿の壮年紳士だった。
「こんにちは、皆さん。今日は私達『吏族』の仕事についてお話させていただきます。
…はい? 何か質問でしょうか?」
かくたはまだ何も話していないのですかと思いながら、手を上げていた一人の生徒をあてた。
「しつもんです。きょうはどうして『めぇど』じゃないんですか?」
かくたは一瞬、頬がピクッとなるのを感じたが、紳士属性がそれを隠して丁寧に答えた。
「私もいつもメード姿をしているわけではありません。
あれは、芝村裕子という作家の陰謀によりさせられているだけです。」
後半はかなり感情がこもっていた様だが、生徒達はあまりそこには興味がないようだった。
「ところで、椅子が2つ空いているようですが、どなたかお休みですか?」
その問いに手を上げた生徒を、名簿で確認する。
「…Y君ですか?どうぞ。」
「A君とR君はあとからきます。二人とも『かてーのじじょー』だそうです。」
「そうですか。では、先に授業を始めておきましょう。
まず、皆さんの中で吏族以外の『地戸』をご存知の方はいらっしゃいますか?」
「はい、『ぎぞく』と『もんぞく』と、あとはえぇっと…。」
「しってる!『たいぞく』だよ。」
手を上げるとほぼ同時に答え始める生徒達を見て、皆さん元気が大変よろしいですね、とか考えるかくた。
「はい、正解です。地戸には吏族・技...
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